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僧:円空の紹介

円空は1632年美濃国(現在の岐阜県)に生まれ、若くして出家しました。




34歳の頃、生涯12万体造像の悲願を立て、諸国遊行の旅に出ました。その足跡は、北海道、東北、関東、中部、近畿地方などに及び、各地に数多くの”円空仏”を残してしています。そして64歳の時、かねての念願通り衆生の救済を願いながら食を断ち、即身仏入定を遂げました。それはまさに仏法実践の一生でした。






旅先で手に入れた木片を利用し、荒削りに刻まれた円空仏は、他に類を見ない独創性と深い精神性に支えられ、わたしたちの魂を打ちます。現在日本の各地に残る円空仏は5000体近くにのぼり、今でも村の小さな祠に祀られ信仰の対象になっているものも少なくありません。





それは私たちに長年にわたって大きな興奮と心の安らぎを与え、ヨーロッパを含む多くの国で高い評価を得ています。