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2019年11月29日金曜日

はじめに

旅先で手に入れた木片を利用し、荒削りに刻まれた円空仏は、他に類を見ない独創性と深い精神性に支えられ、わたしたちの魂を打ちます。現在日本の各地に残る円空仏は5000体近くにのぼり、今でも村の小さな祠に祀られ信仰の対象になっているものも少なくありません。


このブログは、仏像彫刻家 三秀が円空の残した代表的な作品の摸刻を行い、生涯慈悲の心を貫いた円空の人柄と、無欲無心の芸術に迫ろうと試みた記録です。

三秀は多くの作品を種類別に整理し、代表的な一部の作品の写真と彫刻メモをこのブログに記録しました。これらの作品はすべて彼が20年の時間をかけて彫ったものです。